考え込んでしまう。考え込んでしまうと頭から離れない。頭から離れないと、仕事中など、気分が散漫しやすくなり、集中・判断がしにくい。そのため、自分のパフォーマンスが出にくくなる。これらは、一般的な強迫症状の病態です。最近目立つわけではありませんが、うつ状態・うつ病の初期の状態で良く見られます。最近の、うつ病・うつ状態は、ストレス因性のことが多く、特にストレスが仕事内容や、対人関係である場合、そのストレスについて、引きずってしまう=囚われてしまう患者様が多くおいでです。また、今年は、先月から引き続き、うつ病・うつ状態での受診・初診が多く、多分に、猛暑になった、もしくはその前の台風が接近したあたりから、初診でのうつ病・うつ状態がさらに増えたように感じます。うつ病・うつ状態ではその他に、意欲がわかない、モチベーションが出ないなど、典型的な病態から、時に、朦朧としてしまう、意図した様に体が動かないといった、思考・運動抑制といった、比較的重度の病態も目立っています。中には、自覚に至らず、上のような状態が続き、職場の同僚・家族から指摘され、受診に至る方も、多々おいでです。現在、精神衛生がきわめて悪くなりやすい季節・時期にあると考えます。
夏休みに学校が入り、お子様がおいでの家庭では、生活のリズムが変わることも、うつ病・うつ状態が起こりやすい素地になっている可能性があり、又、仕事の前半期が終わりに近づき、お盆休みなどの関係から、仕事量が増えていることも、病態に拍車をかけているように感じます。
うつ病が、大疾病の指定を受け、色々な、自治体などの広報で呼び掛けられるようになってかなりたちますが、うつ病・うつ状態が減っている感じはありません。特に、自律神経失調症=動悸・呼吸苦・ムズムズ脚症・手の震えなどの身体症状を伴う場合、気力で治せるものではないことは明らかかと思います。
患者様の中には、自分に甘えているから、症状が出ると考えてしまわられる方も多くおいでですが、このような考え方は、病態の治療の立場から見ると、危険です。
うつ病・うつ状態は疾病であり、専門医での加療が必要である。加療をするのであれば、早期に行うことに越したことはありません。
当クリニックは、埼玉県の南部にあります。さいたま市、川口市、蕨市からのアクセスが容易です。
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